「PSAが上昇。父の前立腺がん告知と、家族としての対応」

父が前立腺がんと診断されました。

もしかしたら、という覚悟はあったものの、実際に「がんです」と告げられると

ただただショックでした。

娘である私がこれほど動揺しているのだから、父本人の気持ちは計り知れません。

家族としてかけた前向きな言葉

動揺する気持ちを抑えながら、父には少しでも前向きな言葉をかけようと思いました。

・「初期のうちに見つかってよかったよね。」

・「今回も見つからなかったら、数年後もっと進行してたかもしれないし・・」

・「見つかったなら、あとは治療するだけだから大丈夫!」

ありきたりな言葉かもしれません。でも、何も言わないよりは・・・

少しでも安心してほしい という思いからでした。

がんになるなんて、思ってもみなかった

の時代、2人に1人はがんになる時代だといわれています。

それでも、家族にはなってほしくない。

どこか「うちの父は大丈夫」という根拠のない自信がありました。

  • タバコは吸わない
  • お酒もほとんど飲まない
  • 食事や生活に気をつけている
  • 定期的に運動もしている

そんな父でも、がんになりました。

PSA値の推移とこれまでの検査

父は数年前からPSAの数値が高めで、3年前に一度生検を受けています。

当時のPSAは10前後。しかし、がんは見つかりませんでした。

その後は、定期的に血液検査を受けるにとどまっていました。

数値は9〜13を行き来していましたが、ここ数ヶ月で14〜15強に上昇。

医師から「そろそろ再検査をしたほうがいい」と勧められました。

🔍 PSAとは?

**PSA(Prostate Specific Antigen:前立腺特異抗原)**は、前立腺がんのスクリーニング検査に用いられる血液検査です。
数値が高いと、前立腺がんのリスクがあるとされ、再検査や生検の判断材料になります。

3年ぶりの生検・・・そして

再び行った生検では、10本の針で組織を採取。そのうち1本から、がんが見つかりました。

ちなみに、父は一泊の検査入院でした(病院によっては日帰りのところもあるようです。)

病院着で点滴をしている父の姿を見たとき、急に年老いて見えました。

あんなに元気で、若々しかった父が……と、胸が締めつけられるようでした。

それでも、「見つかってよかった」と思う

がんが見つかったことは、もちろん残念です。

でも、**「見つけてくれてありがとう」**というのが、今の私の正直な気持ちです。

早期に発見できたからこそ、早期治療ができる。

今は医療も進んでいて、選択肢も広がっています。

がんになったからといって、悲観しすぎる必要はない

そう信じて、前向きに向き合っていこうと思います。

次回は、転移の有無を調べる検査へ

今後は、他の部位に転移がないかを調べる**精密検査(骨シンチなど)**を受ける予定です。

次回はその検査について、そして結果を聞いたときのことを綴ろうと思います。

まとめ:がんと診断された家族を支えるということ

父が前立腺がんと診断されて、私自身、動揺し、不安になりました。

それでも、家族としてできることは「そばにいて、気持ちを支えること」。

完全な励ましはできなくても、「一緒にがんばろう」と伝えること。

この記事が、同じように大切な人ががんと診断された方の、心の整理や支えになることを願っています。

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