googlea82805b54c119967.html 前立腺がん 放射線治療と手術の違い 家族で迷える時間と注意点まとめ | リホログ

放射線か手術か・・・説明を聞いてさらに迷う!

家族でテーブルを囲んで話し合っている風景 Uncategorized

放射線治療に気持ちが傾いたきっかけ

放射線いいかも?と思った瞬間

がんの告知から数週間、私たち家族は手術と放射線の治療法について、たくさん調べました。

そして、放射線治療のほうが体への負担が少なく、治療中も治療後も普段と変わらない生活が

送れる!というメリットを感じました。よしっ!放射線治療に決めよう!ということで、

放射線科の医師との面談にやってきました。

雑談から、ライフスタイルを

👨‍⚕️ご家族は何人ですか?子どもは何人いますか?同居されていますか?お仕事や趣味など、普段、どのような生活をしていますか?

雑談として、お見合い?? とも思えるほど、ライフスタイルを聞かれました。

実はとても大事なこと・・

なぜかというと、前立腺がんっていうのは、他のがんに比べるとのんびりしている。のんびりしているということは、人間の寿命の中でがんが暴れてくるかどうか、という所を色々考えないといけない。例えば、他のがんで、最初にこんなに小さかったとしても、いきなり他の部位にポーンと飛んだり、突然調子悪くなったりする可能性があったりする。見つけたらすぐに叩き潰せみたいな、生死に関わることがあるけれど、前立腺がんはちょっと違う。今回のように、手術や放射線治療を選択してしっかり治そうという方は、10年以上長生きできるかどうか、よく見定めて選びましょうね、という話。

前立腺の特徴をわかりやすく

  • 前立腺は、膀胱のすぐ下にあり、男性の尿道を取り囲むような形をしている。
  • 後ろには皮一枚あって直腸に接しているため、肛門から指を突っ込んで前立腺どうかなと、触れることができる。(と言っても後ろしか触れないけどね。)
  • 前立腺がんはPSAで分かる!けど、症状が出てからでは遅い!
  • 検診をしていなかった人の中には、おしっこが出にくくなってから受診したり、骨に転移してしまっていたりする。そうなってからだと、治療はだいぶ遅いらしい。

父の前立腺がんの場合

前立腺というクルミ大くらいの大きさの 袋の中にがん細胞が溜まっている状態だと見込んでいる。

大事なことは、検診で見つかった人の相対生存率は100%だということ。

100%だから死なないというわけではなく、同年代の同じ条件の人たちと比べて早死にしない、ということ。

父の場合、見つかったがんの状態と、父の体力やライフスタイル、今後の人生を

どうやって生きていきたいか、トータル的に見て、放射線治療ができそうだねという医師の判断でした。

放射線治療、今はいい治療ができます。それがこれ↓

強度変調放射線治療(IMRT)の説明

放射線治療はどうやってやる?

昔と今は違う。昔はかんかんに出る放射線をピッとやっていた(1920年代)

今回行う治療は「強度変調放射線治療(IMRT)」という、最新で精度の高い放射線治療。

1. 体の固定

  •  動かないようにマスクや固定具を使い、正確に治療できるようにする
  • 前立腺の治療ではうつ伏せになり、体を固定

2. 位置合わせ

  •  治療台に乗ったままCTを撮影し、設計図と照合する
  • ズレがあれば台を微調整して正しい位置に合わせる

3. 放射線照射

  •  装置が回転しながら放射線をいろいろな角度から照射
  • コンピュータ制御で「強くあてる部分」と「あてない部分」を調整し、副作用を減らす

4. 注意点(前立腺の場合)

  •  前立腺のすぐ後ろにある直腸は特に守る必要がある
  •  便や膀胱の状態で前立腺の位置が毎回少し変わるため、正しく当たらない可能性がある

  → 治療前から便を柔らかくする薬を飲み、毎日便を整えることが大切

  → 治療30分前に排便を済ませ、その後は水分をとって膀胱をほどよく膨らませておく

この準備をしながら、約2か月間・39回 照射を続けていきます。

ゼリー注入法について

放射線治療では前立腺のすぐ後ろにある直腸に放射線が当たり、副作用が出ることがあります。これを防ぐ方法のひとつに「ゼリー注入法(スペーサー)」があります。

お尻から針を刺し、前立腺と直腸の間にゼリーのような物質を入れて物理的に離すことで、直腸へのダメージを減らす方法です。処置は日帰りで30分ほど。生検と似た手順で、軽い麻酔を使います。

ただし、腫瘍が前立腺の外に出ている可能性がある場合は勧められません。また、処置後にMRIやCTで位置確認を行うため、治療開始が1〜2週間ほど遅れることがあります。

この方法を受ける人はまだ少数派ですが、うまくいけば直腸障害のリスクをさらに下げられます。ただし、もともと重い副作用の発生率は低く、ゼリーを使わずに治療しても大きな問題は少ないとされています。

放射線か手術か・・・結局迷走中

先生の説明をたっぷり聞いた結果――

放射線は毎日2か月通うけど普段の生活は続けられる。ただ副作用がゼロではなく、直腸を守るゼリーを入れる方法もあるけど必須ではない。

手術は入院して一気に終わるけど、麻酔や尿もれのリスクあり。

「どっちでも大丈夫ですよ」と言われて安心したはずが、逆に迷いが深まる始末。

結局、説明を聞けば聞くほど「余計わからなくなる」のが前立腺がん治療のリアルでした。

まとめ

どちらを選んでも正解は一つではありません。けれど、前立腺がんは比較的ゆっくり進むため、少し考える時間が与えられているのだと思います。その時間を大切にしながら、家族で向き合い、父の気持ちを尊重しつつ、後悔のない選択へとつなげていきたいと思います。

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